Q01.事前混合処理工法の改良原理を教えてほしい。

A01.
事前混合処理工法では、セメント系の安定材が用いられます。
改良原理は、土砂と安定材との化学的固化に基づき、埋立てに用いる土砂(母材)に粘着力を付加するものです。粘着力の付加は、安定材の水和反応とその後長期にわたって継続する化学的反応に依存しています。
安定材を添加・混合した処理土を直接水中に投下するために、分離防止剤を、安定材が土粒子表面に付着した後に添加します。土粒子と安定材の混合体を分離防止剤が被覆することにより、水中での安定材の分離を防止しています。

2020年07月16日