Q11.水質管理について教えてほしい。

A11.
分離防止剤投入により、処理土を団粒化するとともに、セメントの分離を抑制し、浮遊土粒子の沈降を促進します。したがって、濁りの拡散やアルカリの溶出は比較的小さく抑えられます。
処理土投入周辺水域で若干、pHが高くなることが見受けられますが、海水は元来中和能力を持っていることから、アルカリ溶出液の海水希釈によるpHの低下により大きな問題は生じないと考えられます。施工中の水質管理は、発生源付近、汚濁防止膜内外および工事区域外の代表地点でpHおよび濁度を中心に行うことが適当です。

2020年07月16日